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 レインカバーのお手入れ方法 
 
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■ 7-1 お手入れ方法について

 

■ 7-2 , 7-3 保管方法について

 

■ 7-4 ビニールの「シワ」取り方法

 


7.レインカバーのお手入れ方法
 


 
7-1 お手入れ方法
 
■製品各部の汚れは、ボディーソープ等の界面活性剤入りの洗浄剤や、アルコール系の家庭用洗浄剤を使用し、柔らかな布や、ティッシュ、ペーパータオル等で拭き取って下さい。
特に透明ビニール部の清掃は定期的にこまめに行う必要があります。
 
■テープやシールの糊残りや、頑固な汚れには、市販の「シールはがしスプレー」が効果的です。
但し、ビニールやナイロン生地を変質させてしまう恐れがあるため、洗浄後は直ぐに洗い流す必要があります。
 
シールはがしの説明書きには「2〜3分待つ」ように記載されていますが、直ぐに汚れを除去し、直ぐに洗浄液を十分に洗い流して下さい。
また、多くの「シールはがしスプレー」は、臭いが強く引火しやすいため、必ず通気の良い屋外で作業を行って下さい。

■清掃を行わずに屋外保管を続けた場合、紫外線によるビニールのベタつき(可塑剤の溶出)による汚れの固着や、水垢のこびりつきによって、洗浄剤での除去ができなくなってしまいます。
ビニールのベタつき(可塑剤の溶出)は、最も紫外線の影響を受ける「センタールーフ頭頂部」から発生します。

■透明度が落ちて白っぽくなり始めたら、直ちに清掃を行って下さい。
 
強い力で擦ったり、歯ブラシやスポンジ等の使用は、製品への傷付きや破損の原因となりますのでご注意下さい。
 


 

7-2 保管方法(屋内保管)
 
■屋内保管をする際には、ファスナーとボタンを分離して、各部品単位に分解して下さい。
組み上がった状態での保管は、各部の変形を生じさせ、製品破損に繋がります。
 
■分解した各部品は、直射日光や高温を避け、風通しの良い場所で保管をするようにして下さい。
 
■「新聞紙やチラシ、コピー等の印刷物(製品取扱説明書を含む)、ポリエステル製の衣類や雑貨」等と長時間接している状態が続くと、ビニール内部にインクや染料が移り込んでしまい、除去ができなくなりますので十分にご注意下さい。
 


 
7-3 保管方法(屋外保管)※非推奨
 
■自転車に装着したままの屋外保管では、紫外線による素材劣化や色褪せの促進、風圧による部品破損のリスクが高まり、製品寿命を著しく低下させる可能性があります。
特に、オレンジやピンクの暖色系の屋外保管は、紫外線による色褪せが顕著にみられます。
 
■屋外保管を行う場合は、直射日光を避け、カバーを被せるか日陰を選び、風の影響を受けないことを必ず確認するようにして下さい。
屋根付き駐輪場の保管であっても、透明樹脂や半透明色付き樹脂屋根の場合、紫外線の遮蔽率が低く、充分な紫外線対策にはなりません。
 
■冬期の屋外保管では、外気温の低下に比例してビニール部が割れやすくなります。 特に積雪を受けた場合や強風時には、ビニール破損のリスクが飛躍的に高まります。
 


 
7-4 ビニールのシワ取り方法
 
折畳み構造の特性上、サイドパネル部品にはビニールとナイロン生地に多少のシワが発生します。

これらのシワは、時間経過と共に徐々に目立たなくなっていきますが、気温の低い冬期ではなかなかシワが取れません。
 
下記は「蒸しタオル」を利用したシワ取り方法となります。
 
<重要>アイロンやドライヤーの使用は、ビニールを収縮してしまう恐れがありますので、お止め下さい。
 
■蒸しタオルを利用した「シワ取り」方法
 


 
■事前に用意するもの
白いタオル
(ビニールへの色移りを避けるため白限定)
白いバスタオル
(ビニールへの色移りを避けるため白限定)
小型のポリ袋(食品用のポリエチレン袋)
 
❶ 白いタオルを水で濡らしてしっかりと絞って下さい。
 
❷ 絞った白いタオルをポリ袋に入れ、電子レンジで2分程度加熱し、蒸しタオルを作ります。
 
レンジで加熱する際に、タオルは絞ったままの形ではなく折畳むかロール状に丸めてポリ袋に入れます。
絞ったままの形では、熱くて広げにくくなります。
 
❸ 蒸しタオルの熱が床やテーブルに逃げないようにバスタオルを敷いた上にレインカバーを載せます。
 
❹ 蒸しタオルをビニールやナイロン生地のシワ部分に広げて、手で押しながらシワを伸ばして下さい。
 
シワが残る場合は上記の ❶〜❹ を繰り返します。
ヤケドに十分注意して下さい。